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 鹿には様々なエピソードがあります。

●紙は”鹿の糞”から発想されたと言われています。
紙漉き師の佐藤洋一さん曰く「鹿は寒い冬を越すためにたくさんの木の葉や皮を食べ大量の糞をする。
春になって糞が崩れたら、白い繊維だけが残っていた」。
造紙の技術は中国で生まれ、朝鮮半島を経て日本に伝わったと言われているそうです。

●鹿の巻筆
“鹿の巻筆”は昔から奈良春日大社において祝詞、願い文等を書くのに神鹿の毛を用いて造られたと云われています。
この筆は芯に鹿の毛を用い、外を御弊にかたどり五色に染めわけた毛を上毛として調製したもので、もっぱら春日大社のみで使用されていました。後世になって特に敬神あつい人々が春日大社に懇願して神事、又は冠婚の祝事に使用するようになり、御嫁入に持参する硯箱には必ずこの鹿の巻筆一対を入れるものとされておりました。このような訳でこの筆を使用する事は学業の上達、商売繁昌、家運隆盛につながり非常に縁起の良い事とされております。

●鹿皮は古来から武具に使用されています。
 以下のような理由から武具にとても合った素材として珍重されています。
  ・他の皮と比べて非常に柔軟で軽く、使い込み慣れて来るとなじんで最高である
  ・日本刀を鹿皮に振り下ろした時非常に切れ難い、(これこそ防具です)
  ・打たれた時のショック吸収率が素晴らしく鹿皮自体プロテクターである
  ・膝当てなどの鹿毛皮は毛の中が空洞のために衝撃を滑らせ非常に切れ難い
  ・代々受け継ぐ耐久性に圧倒的に優れている
  ・藍染染色はその独特な色落ちにより自分の腕を判断できる
  ・紐類に置いてはこれ以上丈夫で柔軟性があり扱いやすい皮は無い





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